【トランス】Soul On Soul
こんばんは。
今日は、トランスの中からしんみりするような1曲を取り上げてみようと思います。
「Soul On Soul / System F Feat. Marc Almond」
収録CD:
他
今回ピックアップしましたトランスのプロデューサーはSystem F、現在は本名であるFerry Corsten名義で活動をしている人物の楽曲です。
こちらのプロデューサーはなんとオランダ出身。つまり、このブログで度々ピックアップしていますトランスDJである”Armin van Buuren”氏と同じ国で生まれた人物なのです。しかも、誕生月がお二方とも12月生まれということで、なんだか「二人はトランスというジャンルのDJになるべくして、なったのでは」なんて運命すら感じてしまいますね。
(Armin van Buuren氏のプロデュースした楽曲については、以下記事をお読み頂ければと思います。)
ちなみに、私がこの楽曲を最初に知ったきっかけは”TranceMatch Presents Best Hit Trance 2”というNon-Stop Mix(正確には、Remixされた楽曲なども多数収録されていますが、便宜上このようにします)に収録されていたものを視聴した時でした。その際、心にずしっと来るようなインパクトを受けたことが非常に印象に残っています。
そのインパクトというのは、「哀愁あるメロディーが、ここまで愚直に表現されているのか」という点です。
Original Extended(今回は、いわゆる”フル尺”と解釈してください)の場合、イントロからは暗いイメージを受けないのですが、メインとなるシンセやベースのメロディーラインが入ってくると、一気に哀愁あるメロディーに様変わりし、自ずと聞き入ってしまいます。
ちなみに、上記でご紹介したNon-Stop Mixではこの哀愁あるメロディーから曲が始まるようにつながれて(Mixされて)います。
この楽曲は曲の中盤以降にギターパートも登場するのですが、そのメロディーは明るいもので、まるで「暗闇の中から差す一筋の光」のように感じられ、楽曲の緩急が付けられているのだと感じます。
今回のトランスは、男性ボーカルによる歌唱パートが組み込まれています。その男性ボーカルの声が優しいことこの上ないです。このトランスのメロディーラインにぴったりな、その声を聞くだけでも何か心に訴えかけてくるようなものが感じられます。
今回のトランスを総合的に観ますと、一言で言えば”ダウナー系”というワードがふさわしいかと思います。そういった側面から観て、切ないメロディーという点で言えばユーロビートにおける”哀愁ソング”や”哀愁系”に分類されるものだと考えます。
(ユーロビートにおける哀愁ソング系の過去記事です。お時間ございましたら是非どうぞ。)
今回は、そのメロディーに心打たれる「Soul On Soul」をピックアップしました。
ユーロビートと異なったメロディ構成の哀愁ソングです。又、こちらのトランスはMVもあり、楽曲の雰囲気などに合ったかっこいいビデオとなっています。これらを踏まえて、視聴してみる価値は十二分にあります。
次はどんな曲にしましょうか。
では。