【Drum ’n’ Bass】Parallel
こんにちは。
ついに12月に入り、今年もあと僅かかと感じております。
今回は、またまた前回と同じDrum 'n' Bassというジャンルから、1曲ご紹介したいと思います。
「Parallel / Metrik (ft. Grafix)」
収録CDなど:
・Ex Machina
前回の記事(下記参照)でも、同様のジャンルやアルバムから楽曲を選出しましたね。
今回のDrum 'n' Bassの特徴としては、”ドンシャリ”感がかなり強調されている点だと思います。
ギターリフにディストーションを掛けたかのような、きつめのリフが非常に多用されています。そこをドラムなどのベースラインが淡々と”縁の下の力持ち”のように、静かだけど力強く楽曲を支えているような、そんな雰囲気が感じられます。
この「”静”と”動”」とも言えるような、メリハリのあるメロディーラインが耳に、心臓にダイレクトにアタックしてきます。それはもう、気付いたら頭でリズムを勝手に取ってしまうぐらい、躍動感に溢れています。
比較対象として、以前取り上げた「Gravity / Metrik」の記事を掲載します。
Gravityは、割と連続的にメロディーが流れるような印象や、バスドラムやベースのような低音のシンセが楽曲の表側に出されているように感じられますね。
その点からいくと、今回のピックアップ曲であるParallelは中々アグレッシブに聴こえるかと思います。
今回の楽曲は、ボーカルのmix(編集)もかっこいいなと感じます。
先述した荒々しいギターリフ的メロディーに、うまく合うようにmixされた男性ボーカルのそれは、楽曲全体をリードしていくような男らしさが感じられます。
その他に、楽曲の途中で間奏パートがあるのですが、そのパートで流れるキーボードのようなサウンドの、跳ねるメロディーラインが非常に心地良いです。きっと、ガンガンに攻めるギターリフの後に流れるが故に、「一時の安らぎ」のようなものを感じているのかもしれません。私はこのパートを聴くたびに、寒い季節に見られる群青色の夕空のような、そんな空の下を一人何かを思いつつ駆け巡っているのを想像してしまいます。
今日は、Drum 'n' BassというジャンルからParallelという楽曲をピックアップしました。
アグレッシブであり、だけど少しセンチメンタルな気持ちにもなれる、そんな電子音楽はいかがでしょうか。
次はどんな曲にしましょうか。
では。