【ユーロビート】Everyday
こんばんは。
今日は日本語歌詞が盛り込まれたユーロビートを1曲、ピックアップしてみようと思います。
「Everyday / Dr's Girl」
収録CD:
・Super Eurobeat VOL. 59
他
このユーロビートは、日本語の歌詞が含まれるタイプのユーロビートという点と、それ以外の英語歌詞の部分についても比較的すんなりと理解しやすいワードで構成されている点が、一つ大きな特徴として挙げられます。
ちなみに、J-EUROは原曲が日本で生まれたもの(例:浜崎あゆみ、安室奈美恵、TRFなど)をDJがユーロビート調にアレンジしたりしたものを指すため、今回はJ-EUROに該当しません。しかし、ユーロビートには日本語の歌詞が盛り込まれたものがいくつかあるので、「英語はちょっと・・・」という方でも、ここからユーロ界への扉を開けてみるのも良いかと思います。
何より、今回のユーロビートは英語に関して難しい単語や文法は、ほぼないと思いますのでユーロビートを聴くきっかけに良いかと考えます。
(日本語歌詞が含まれるユーロビートに関する記事です、お時間ありましたら是非。)
このユーロビートは、哀愁ソングに分類されると思います。
まず第一に、曲全体がマイナー調の雰囲気で構成されているためです。とりわけこちらの楽曲については、どの部分を切り取っても哀愁メロディーという具合で、盛り上がりを見せる形でもあくまで「マイナー調で」といった感じですね。
そして第二に、歌詞が非常にストレートな内容であるという点です。日本語・英語両方の歌詞で「愛」について書かれているのですが、その言葉のチョイスがなんとも愚直な・・・語弊がないように付け加えますと、「好きという気持ちを”どストレート”に伝えている」と感じるのです。直喩(〜のような、などの表現)のような比喩表現がほとんどなく、言葉一つひとつが胸にダイレクトに来るのです。
こちらのユーロビートは、イントロから哀しいベースラインが流れ、そこに乗る形でシンセリフが入るのですが、そのメロディーたちもまた胸にグッと来るものがあります。
テンポは決して速いものでなく、又、間奏パートでギターソロが入ったり爆発的にメロディーが盛り上がるということもないのですが、むしろその「淡々と、だけど”好きだから一緒にいたい気持ち”をありのまま伝えたい」という意思のようなものが、曲全体を通して感じられます。この点もまた、この曲の持つ特徴であり、アイデンティティーとも言えるでしょう。
最後に、過去にピックアップしましたユーロビートの哀愁ソングを、以下に列挙しますので、お時間ある際にお読みくださったり、曲のタイトルから試聴などなさってみてはいかがでしょうか。
今日は、日本語歌詞が含まれたユーロビート「Everyday」をピックアップしました。
私は少しこの曲を遠ざけていました。というのも、本当にストレート過ぎるぐらいに”愛”や”好き”を全面に出した歌詞と哀愁ある曲調に、胸が苦しくなるからです。
出会いや別れの季節、この1曲を聴いてみてはいかがでしょうか。
次はどんな今日にしましょうか。
では。