【番外編】耳を澄ましてみると。
こんばんは。
”今週のお題「秋の歌」”ということで、テーマが更新されないうちに書き連ねてみようと思います。
はてなブログさんの説明では、音楽としての歌のみならず、虫の鳴き声なども秋の歌としてカウントして良いとのことでしたので、今回は後者にフォーカスを当ててみようと思います。
(Photo by Soem Yoshida)
私が秋の訪れを感じる最初の歌は、「虫たちの鳴き声」です。
夏場特有の蒸し暑い夜が落ち着き始めたと感じた頃、少し涼しげな風に乗って聞こえてくるその声に、私は思わず聞き入ってしまいます。なぜなら、「暑い季節から解放されるんだ」という知らせが、やっと届いてきたんだと強く思うためです。
そんな秋の虫たちも、初めのうちは控えめに(いや、暑さに負けている子もいる?)鳴いていたものの、涼しさが増してくると徐々にその声量が上がってきているのを感じることができます。秋本番に向かうにつれ、日が沈むのも早くなることから虫たちの活動も早くなってきていることが、要因なのかとおぼろげに感じました。
彼らの合唱が楽しめるうちに、存分に聞いておきたいと思います。
次に、秋の訪れを感じる歌といえば「木々や葉っぱの音」です。
秋になり、木々が色付く紅葉もさることながら、枝になんとかついている枯れ葉、地面で風に吹かれる落ち葉も秋を感じられる風物詩のように私は思います。
(紅葉関連で、以下記事もどうぞ。)
枝についている枯れ葉同士がぶつかり合い、私たちの頭の上からメロディーが聞こえてくるようです。また、落ち葉が地面や葉っぱ同士で擦れたりぶつかりあう、乾いた音は「これだけ乾燥しているなんて、秋真っ只中だな」としんみり感じさせてくれます。
落ち葉に関連していいますと、「焼き芋を焼く音」なんていうのも良いですね。子どもたちが一所懸命に落ち葉を一か所にまとめ、そのお掃除のご褒美に落ち葉で焼き芋をつくる、その時の落ち葉が焼けて「ぱちぱち」と鳴り響く音は、今となっては懐かしさとどこか儚さすら感じられます。子どもたちにとっては新鮮味あふれ、お芋に胸を膨らませる楽しい音だと思うのですが。
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本来であれば、何か音楽関係で「秋におすすめできる歌」などを書くべきなのでは、と考えていたのですが、それ以上に上記のような「自然の中にある歌や音」の方が自分の中でインスピレーションが湧いてきたため、このような形で書き綴ってみた次第です。
もう11月も中旬。冬将軍が訪れるまではこの秋の歌を楽しみつつ、次にくる冬の歌はどんなものかと想像して待っています。それにしても、冬ソングはテレビなどでたくさん挙げられると思いますが、”冬の虫”などって何がいるのでしょうかね。
ここまでお読みくださり、本当にありがとうございました。